ぷーやんのブログ 旅行や趣味、自分で思ったりしたこと等のひとりごと。


by puyan27

ニューヨーク・バーク・コレクション展(東京都美術館)

e0034068_23352758.jpg 東京都美術館で開催されている「ニューヨーク・バーク・コレクション展」を観てきました。メアリー・バーク夫人という収集家が集めたという日本の美術品の数々を観て思ったことはこれほどまでの多くの日本の誇りともいうべきすばらしい数々の美術品が海外に流れてしまっているのは非常に残念な気持ちである反面、海外の方でもちゃんと価値を認めて長い年月大切にしてくれているということが非常にうれしくなりました。美術品というのは普通の人が所有していても保存状態によってはだめになってしまう可能性があるので維持するためにそれなりにお金もかかるでしょう。なのでこのような方がおられるのはすばらしいことなんだと思います。また展示品の作者たちも日本に戻ってきて日本人に観てもらい、芸術性を再認識してもらえるなんて本望なことですよね。
 この展示会は、縄文時代のものから始まり、制作年代ごとに作品が展示されています。まず目についた作品は「快慶(伝)」の不動明王坐像です。目が彫ったものではなく、玉眼といわれる水晶が埋め込んであるのですが、迫力満点、存在感がひときわ際立ってました。快慶といえば誰もが歴史で運慶・快慶として習ったことがあるはずなので知らない人はいないでしょう。伝となっていますが快慶作じゃなくてもこの作品のすばらしさに変わりはないと思います。有名な人が描いたからとか作成したからとかいうような狭い見方はしたくないなあ。。。
 次に「洛中洛外図屏風」という江戸時代の作品がありました。京都の二条城周辺を描いた作品です。屏風って本当に大きくてよくこれだけの大きさのものを描けるなあと思います。人一人一人の描写から数多くの建物までものすごく膨大な量ですので相当な年月がかかっているんでしょう。京都好きな私としましては観ていると飽きない作品でした。清水寺と思われるお寺や知恩院やらなんやら多くの建物が描かれて隅々までまんべんなく観てしまいました。建物にはタグのようなものが貼ってあって説明と思われることが書いてあるんですが昔の人の字って読めないんですよ(T.T)。ちょっとくやしかったかも。
 酒井抱一の「桜花図屏風」もすごく気に入りました。金箔の上に描かれた江戸時代の桜の花が非常に美しく感じられました。花だけでなくて葉も描かれているのですが音声ガイドによると江戸時代の桜は今のように花だけではなくて葉と花が混じっていたそうな・・・。4月のお花見が本当に待ち遠しいですね。はやく計画立てないと。
 曾我簫白の「石橋図」「許由巣父・伯楽図屏風」のインパクトもものすごいですね。ちょっと正統派的なテーマではないもの描かれているようなんですがなんて表現したらいいのでしょう。奇抜な感じで吸い込まれてしまいます。これって水墨画なんですよね。たしか。よくぞここまで表現できるなあと思いました。もっとこの方の画を観て見たいですね。
 そして最後のとりは伊藤若冲の「月下白梅図」でした。ひとつひとつの花のおしべから本当に繊細に描かれていて思いっきり近づいて観るとびっくりです。最近行った美術展でもこの方の作品はあったと思ったが浮かんでこない・・・。
 こうやって観ていくと毎回思うんですけど、宣伝のポスターやWEB等で載っている作品って割と自分でピンときたものって割と一致するんですよね~。ちょっと不思議。
 というわけで日本の美術品のすばらしさが再認識でき、ちょっとうれしくなりましたね。日本の伝統的美術を心より応援したいです。
[PR]
by puyan27 | 2006-02-18 18:43 | 美術館・美術展