ぷーやんのブログ 旅行や趣味、自分で思ったりしたこと等のひとりごと。


by puyan27

若冲と江戸絵画展(東京国立博物館)

e0034068_23311414.jpg 今日は雨ということもあり、多少はすいているのではないかと思って、東京国立博物館で開催されているプライスコレクション「若冲と江戸絵画」展を観に行ってきました。人すごいっす。天気ってのは全く関係ないんだなと身にしみました(T.T)。まあ、7月4日に開催されたばかりだからだと思うんですけどね。
 本催しはジョープライス氏が蒐集した江戸絵画を展示したものですが、あいさつで書かれていた「画家の名前にこだわることなく自らの感性で作品を蒐集しました」という部分を読んで、自分の中に胸を打つものがありました。世の中たくさんの美術品がありますが、有名だからこの作品はなんとなく素敵だとかこの人全く知らないなあとそっぽを向いてしまうみたいな部分が人間あるんじゃないか、そもそも美術というものを評価するのってどういうことなんだという気持ちを感じたからです。そういう意味で、伊藤若冲のような江戸絵画を評価していたプライス氏はお目が高いなあと感心しましたね。一般的な情報に流されず自分の尺度でものを評価できることって大切だなと思いました。
 伊藤若冲はここ最近だとニューヨーク・バーク・コレクション展なんかでも作品を観て本当にすばらしいなと思っていたので本催しはラッキーでした。やっぱり何回観てもすばらしい作品を描かれていますよね。「紫陽花双鶏図」は本当に吸い込まれるような魅力を放ってました。虎を描いた絵も伊藤若冲に限らず、いろんな作者が描かれたものが展示されてましたが日本にはたしかに虎っていないので本物を観て描いたわけではなく、誰かの作品を参考にしたりして想像で描かれたっていう説明も読んでなるほどと思いました。「旭日雄鶏図」は鶏の背後の太陽との構図というかバランスが非常にすばらしくて印象的でした。また、「鳥獣花木図屏風」はたくさんの動物が描かれて動物園のようなんですが、その中でも象がとりわけ可愛らしいんですよね。印象に残った方も多いんじゃないでしょうか。
 照明の色や角度、明るさ等を変えて絵画を照らし、表情が変わるのを楽しむというようなコーナーがありましたがこれ、面白い試みですよね。たしかに表情が変わるのがわかります。でも絵画を描いた作者はこれって意識して作っているわけではないですよね(間違っていたらごめんなさい)。江戸時代にそんな照明器具があるはずもないのでこれはあくまでプライス氏らがこういった楽しみ方もあるという意味で考案したものなのかなと思いました。
 もちろん伊藤若冲だけでなくて、円山派、森派、狩野派などなど、たくさんの作者の作品が展示されているので見応えはものすごくありますよ。日本絵画の神髄を改めて身に染みた展示会でした。やっぱり日本文化、素敵じゃないですかo(^-^)o。
[PR]
by puyan27 | 2006-07-17 23:31 | 美術館・美術展