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by puyan27

旧開智学校

 松本城を見学した後は、徒歩で北上し、重要文化財に指定されている旧開智学校を観てきました。
規模・構造 木造二階建 寄棟造 桟瓦葺 中央部八角塔屋付 建築面積517㎡
設計・施工 立石清重(1829-1894松本)
沿革
明治 6年(1873)5月 創立
明治 9年(1876)4月 松本の中心部を流れる女鳥羽川沿い(現中央2丁目)に擬洋風校舎を新築。当初は二階建の教室棟を逆L字型に配し、延面積2653㎡、児童収容数1300人の規模だった。建築費約1万1千円のおよそ7割を松本全住民の寄附によって建築した。
昭和36年(1961)3月 国の重要文化財に指定された。
昭和38年(1963)3月 閉校。小学校として90年の歴史を閉じる。
昭和39年(1964)8月 現在地へ解体、移築、復元。
昭和40年(1965)4月 教育資料館として公開。所蔵資料約8万点、その一部を館内に展示している。
~入口説明より引用~

e0034068_8194561.jpg外観

内部には当時の写真や模型が展示されておりますが、写真の右側より後ろには逆L字型に校舎があったのですが現在はありません。

e0034068_8195938.jpg正面玄関(外側から)

藤森照信さんの本で「擬洋風建築」という言葉が出てましたがこの建物を観るとたしかにわかるような気がします。和なんだか、洋なんだか。。。そのよくわからんところが面白いのではありますが。

e0034068_8201058.jpg1階 特別展示室

机や椅子などもかなり昔のもののようですが当時はこんな感じの教室だったんでしょうね。

e0034068_8202183.jpg1階 丸柱

旧開智学校の建築木材には全久院という廃寺の古材が転用されている部分がたくさんあります。講堂の間仕切り部分の柱や中央廻り階段の丸柱がそれにあたり、欅を使用しています。130年以上も前から建物を支え児童たちを見守ってきた柱です。

e0034068_820329.jpg1階 正面玄関(内側から)

この正面玄関と、2階建ての車寄せ部分は、八角塔とともに、校舎の最も特徴的な部分です。この玄関が使われたのは、明治天皇の御巡幸など特別な時に限られ、通常、児童たちは、反対側の扉から出入りしていました。1階正面の龍の彫刻は、日光東照宮の龍をまねて彫られたといわれています。

e0034068_8204148.jpg1階 正面玄関中央部分の照明

e0034068_8205056.jpg2階 桟唐戸

彫刻のついた桟唐戸は校舎内に八面あります。そのうちこの桟唐戸は、校舎に現存している扉彫刻の中で最も古いものです。浄林寺から転用された扉で、伊勢町の木彫師原田蒼渓の作です。波形と飛龍のできあがりが大変優れています。また講堂のシャンデリアの彫刻も原田蒼渓の作です。

e0034068_8205952.jpg2階 桟唐戸の彫刻部分

e0034068_82196.jpg2階 講堂

e0034068_8211931.jpg2階 八角塔への扉

旧開智学校のシンボルである塔屋への入り口です。内部には時報用の鐘が吊られています。当初は太鼓楼でしたが、洋鐘に変更されました。通常は公開しておりませんが、年に一度だけ、時間限定で公開しております。また、1年に3日、1日3回だけ、鐘を鳴らしています。

ここはぜひとも入ってみたかったのですが残念(T.T)。

e0034068_059212.jpg現在の開智小学校

今でもやっぱり中央には塔はあるんですね。意識して作ったんでしょうか。
各写真の説明は設置されていた説明文を引用させていただきましたm(__)m。日本で最も古い小学校のひとつが復元したものとはいえこうして残っているなんて貴重ですね。
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by puyan27 | 2006-12-23 20:17 | 建築・庭園