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by puyan27

横山大観 生々流転(東京都国立近代美術館)

e0034068_10175929.jpg あけましておめでとうございます。今年初めて訪れた美術展は東京国立近代美術館で開催されている「横山大観 生々流転」です。1月2日に皇居の宮殿にて新年一般参賀が行われます。この日は普段は入ることのできない場所に入ることができるようですので、江戸城への興味という目的で訪れましたが、美術館が場所的に近いのでついでにといった感じです。それと無料入場できる日だったこともありますね。
 さて本題ですが生々流転とは辞書を引いてみると「万物がおい育ち変化するさまは六道を生まれ変わって、はてしないこと」いう意味で仏教的(?)なことのようです。題名がこれなのでこのことを絵で表しているのだろうと考えるのは容易です。また、長さが40mもあるなんてかなりの大作ですが作品の説明を読み、作品に触れてみると納得でした。自然の流れを示しているんですね。山々の小川はやがて合わさり大河になり、海へとたどりつく。最後は龍が昇天していくのですが生々流転とあるようにまた頭に戻り、永遠に繰り返すのだと思います(詳細な説明が展示室にあります)。かなり奥が深い題材ではありますが、この説明を頭に入れて作品を観ると場面が流れるように展開していき、非常に面白いです。朦朧体(もうろうたい)などの様々な画法もかなり取り込まれているとのことですがそういった技術的な話は勉強不足でいまいち解るような解らないような。そういうレベルまで日本画を理解されている方には目から鱗がおちるようなものなのかもしれません。
 この美術展は重要文化財である生々流転がもちろんメインですが他にも4点ほど大観の作品が展示されております。「満ち来る朝潮」や「南溟の夜」は昨年訪れた北茨城の五浦海岸を彷彿とさせました。実際にはどこの海を描いたものなんでしょうね。2月6日以降は3作品が入れ替わるようですのでこちらもぜひとも観てみたいところです。
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by puyan27 | 2007-01-02 19:12 | 美術館・美術展