ぷーやんのブログ 旅行や趣味、自分で思ったりしたこと等のひとりごと。


by puyan27

都路華香展(東京国立近代美術館)

e0034068_19255917.jpg 幸野楳嶺(こうの・ばいれい)という京都の美術界では有名な巨匠画家がおられるようです。その門下で四天王と言われたうちの一人が都路華香であり、今回展覧会が開かれることになったとのことです。師匠、師弟関係を意識することって結構重要ですね。幸野楳嶺の門下にしても竹内栖鳳や上村松園のように自分も知っている名前があったのでちょっとうれしかったです(^o^)。たしかにこの関係わかっていると画風的なつながりは把握しやすいかもしれません。今後はできる限り意識してみたいと思います。
 作品の感想ですが、全体的に見通して不思議な感じでした。リアルでうまいって感じるものとお世辞にもうまいって感じではないなあ(説明では稚拙をねらったと表現している)と思えるもので分かれるからです。とはいえ自分の意思でわざとそのように作風を変えたんだろうなってのは容易に想像はできますし、逆にそこが個性につながっているのだと思います。広告で使用している「達磨図」なんかを観ると自分が今まで観たことがある達磨図ってかなり凄みのある顔をしたものがほとんどでしたがこの作品はほのぼのとした顔をしております。美術展覧会第10回展で特選となった「埴輪」なんてすごく面白いです。なぜ埴輪を描こうと思われたのでしょうか?かわいらしい数々の埴輪がとてもなごむ感じでした。また左に座ったおじいさんの優しそうな表情もとても印象的でした。
 作品を観ていると波を描いているものが多くて作品によって描き方が違うなあというのも自ずと感じました。HPの説明によれば波をモチーフに様々な表現的試みを行っていたと書かれております。波といっても大小ありますがこの方の場合はさざ波のような小さい波を様々な描き方で表現しようとしているようでした。ここも確かに見所ではありますね。
 絵画の展覧会ではよく見かけますが写生帖やスケッチブックのようなものって画家は皆描かれている方が多いですね(というか皆描いているんでしょうね。)。今回もたくさんの写生帖が展示されてました。風景に昆虫やら魚、動物などいろいろなものを描かれていてスケッチとはいえうまいですよね。地味な部分ではありますがボリュームがあって個人的には結構面白かったです。
 展覧会の最後に展示してあった「黙雷禅師肖像」は禅の修行で師であった武田黙雷を描いた作品で最後の作品との説明を読んでこの作品を完成させるのには何か想いがあったんじゃないかなあと思いました。我が人生悔いなしだったんでしょうかね。
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by puyan27 | 2007-01-27 19:26 | 美術館・美術展