ぷーやんのブログ 旅行や趣味、自分で思ったりしたこと等のひとりごと。


by puyan27

大正シック(東京都庭園美術館)

e0034068_0121446.jpg久々に美術展ネタです。東京都庭園美術館で開催されているホノルル美術館所蔵品の「大正シック モダン日本の里帰り」を観に行って来ました。
 絵画はすべて日本画であり、版画も浮世絵的なものが多い感じでしたが大正期ということもあり、描かれている対象が純和風なものばかりでないところがこの美術展の面白いところだなと思いました。格好はちゃんと着物なんだけど髪型は洋風な感じだったり、洋風部屋の人物が描かれたり、不思議と和と洋が融合した感じでした。でも自分も今の時代のように洋も和も普通の生活にとけ込んでいる時代に生まれているわけですのでこういった絵画を観ても違和感はありません。逆に伝統的な日本画のイメージが強いですので新鮮に感じます。
 山川秀峰の「三人の姉妹」は作品自体も非常に大きいのですが自動車のインパクトが非常に強く、近代の工業的なイメージが伝わってきました。武藤嘉門の「日光」という作品も東照宮の有名なみざる・いわざる・きかざるの彫刻を背景とした着物を着た女性を描いているのですが着物の美しさと彫刻の華麗さが伝わってくる作品でした。写真の中村大三郎の「婦女」は日本に来たのは75年ぶりとのことですが洋風の椅子に着物を来た女性といった描く対象が和洋折衷なところがなんともいえない感じでした。女優の入江たか子をモデルとし、マネのオリンピアを思わせるようなポーズととっているとの解説があったのでたしかに比較してみるとう~ん、なるほどですね。やっぱりポーズっていうのは重要な要素なんだなと感じました。
 絵画及び版画だけでなく、柄がモダンな着物だとかデザインの美しい火鉢、花籠などといったものも展示されており、非常に面白かったです。難点はやっぱりこの建物はギャラリーではないので純粋に作品だけを観たくて来た人にとってはあまり観やすいとは言い難いです。あっちこっちにばらばらに展示されておりますので。建物も観たいと言う人には一石二鳥なのかもしれませんが、個人的には展示会が開かれていない時のほうが普通の状態ですので建物の内部はゆっくり観て回れるのではないでしょうか。
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by puyan27 | 2007-05-05 22:11 | 美術館・美術展