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by puyan27

金刀比羅宮 書院の美(東京藝術大学大学美術館)

e0034068_1145465.jpg  上野の東京藝術大学大学美術館で「金刀比羅宮 書院の美」展が開催されております。本日は初日。
 香川県にある金刀比羅宮(ことひらぐう)ですが、以前に一度だけ訪れたことがあります。ここって本宮から奥社までがめちゃめちゃ距離があって大体2時間半から3時間くらいはかかった覚えがあります。階段をひたすら上るので普段運動不足の人にはかなりしんどいでしょう。その時は、あんまり美術に興味がなかったせいか気にもしてませんでしたが、実は美術品の宝庫みたいなとこだったんだなあと今回の美術展を訪れて思いました。かなり敷地が広い(公式HPの地図を見ていただければ一目瞭然です。)ので気がつかなかったということもあるかもしれませんが、書院は当時は訪れてませんねえ。表書院や奥書院は円山応挙邨田丹陵岸岱伊藤若冲といった方々の障壁画や襖絵があり、それは見事なものです。今更ながらなんで観てこなかっただとちょっと後悔の念はありましたが今回観ることができたのでまあいいかな…。
 本来は書院の間の作品ですので今回の展示ではなるだけ忠実に配置等を再現しております。画家の方々もちゃんと書院の間に飾るということを意図した上で描かれておりますので単に襖を並べただけとかではその意図が伝わらなくなってしまいますのでこれは当然のことかと思います。とはいえ個人的には展示室内に書院という日本の伝統的な建物を再現するのはちょっと無理ですので物足りない感はしましたがそれはまた金刀比羅宮を再度訪れた時の楽しみとしましょう。ただし、奥書院については普段は一般公開されていないようですのでそういった意味では今回の美術展は貴重ですね。公式HPを見るとこの美術展の開催期間中は書院全体を閉鎖していて、10月1日から公開(金刀比羅宮に巡回)となるようですがその時には奥書院が特別公開となるらしいです。これは見逃したくない機会ですよね。本場の讃岐うどんも食べたいですし(映画UDON等もあったからかなりブームだったと思うがちょっとは沈静化したのかな?)、ぜひとも計画を立てなければ。
 書院の作品って京都なんかでも結構観てますがかなり傷みが激しいところが多いような気がします。今回の円山応挙の作品のように墨画なんかだとまだ状態は良いとは思いますが、金箔と色がついたものになると本当は見事な作品だったのでしょうがちょっとお世辞にも素晴らしいとは言い難いものもあります。そういう作品には往年の頃のイメージを思い浮かべてしまったりはしますねえ。伊藤若冲の花丸図にしてみても過去に動植綵絵という極めて保存状態の良い素晴らしい作品を観ているので傷んでいるとはいえ絵の繊細さはびんびん伝わってきました。
 ちなみにこの美術展を見終わったら「歌川広重《名所江戸百景》のすべて」が同時開催されておりますのでこちらもお見逃しのないように。金刀比羅宮 書院の美を観た人にはもちろん無料です。江戸百景(実際には120くらい)すべて観るのはなかなか大変ですがこの版画観ると発色がよくて保存状態がかなりよいですね。江戸百景すべてを観たのは初めてだったのでかなりよかったです。いや~満足なひとときでした。
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by puyan27 | 2007-07-07 19:44 | 美術館・美術展