ぷーやんのブログ 旅行や趣味、自分で思ったりしたこと等のひとりごと。


by puyan27

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e0034068_273852.jpg 国立エルミタージュ美術館はロシアのサンクトペテルブルグに在り、大英博物館、ルーブル美術館と並ぶ世界3大美術館のひとつで、所蔵品は300万点にも及びます。公開されている部屋は400部屋ほどあり、作品をすべて観るのに28㎞も歩かなければならないのだそうです。これを聞いただけで、壮大な建物であることが伺え、驚きを隠せません。そして、膨大な所蔵品の中から「都市と自然と人々」をテーマとして油彩画80点ほどを厳選したのが今回の「大エルミタージュ美術館展」です。この厳選というだけでも気が遠くなるような選択ですね。
 この美術展内では美術館の建物自体についてもディスプレイ及びプロジェクタ等で映像が流れておりました。豪華絢爛な装飾である数々の部屋は展示されている作品以上にひきつけるものがありますね。大使の階段については実物大?の大きさの写真で展示されてましたがまあこれは所詮、写真ですね。規模的なものは体感できますが、立体感はないのでそんなに期待するほどでもありません。ただ、美術館の展示室の天井が高くて広いスペースを工夫して使っているなというのは感じました。
 本美術展は「家庭の情景」「人と自然の共生」「都市の肖像」の3部構成でした。様々な風景の絵がありましたが個人的にはその当時の都市の景観を描いたヴェドゥータというものがとてもよかったと思います。その中でもベルナルド・ベロットの「エルベ川から見たピルナの風景」はなんといっても水面に美しく写った建物の姿がとても印象的でした。また、写真を元に描いたというロックウェル・ケントの「ダン・ウォードの干草、アイルランド」という作品はのどかな風景ですが夕暮れ時の空の色彩が美しく感じました。ピエール=オーギュスト・ルノワールの「扇子を持つ女」もなかなか。相変わらず女性を描いた彼の作品は素敵です。次回のオルセー美術館展では「ジュリー・マネ」という作品がまた出品されるようなので楽しみです。アンリ・ルソーの「リュクサンブール公園、ショパン記念碑」という作品が展示されてますがやっぱり特徴ありますね。観ただけで彼の作品だとわかります。これを観たら世田谷美術館で開催されている「開館20周年記念 ルソーの見た夢、ルソーに見る夢 アンリ・ルソーと素朴派、ルソーに魅せられた日本人美術家たち」が妙に気になってしまいました。これも12月10日までなのであまり時間もないですが・・・。という感じで印象派の作品まで楽しめる美術展でした(^ヘ^)v。
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by puyan27 | 2006-11-30 18:03 | 美術館・美術展

袋田の滝

 北茨城小旅行では紅葉も観にいきました。日本3大名瀑といえば「華厳の滝」「那智の滝」「袋田の滝」ですが今回行ったのはこのうちの袋田の滝になります。これで3大名瀑は制覇したことになりますね~(^_^)V。

e0034068_043210.jpg観瀑台からの滝の様子

滝のスケールの大きさに感動の一瞬です。三脚で構えたカメラマンの方が多いのはちょっと勘弁って感じではありました。

e0034068_045181.jpg橋からの観瀑台と滝の様子

e0034068_05435.jpgハイキングコース途中の上段の滝の様子

このハイキングコースは月居山山頂へ向かうのですが階段が延々と続きます。ここにくるまでもかなり登りますので覚悟を。下りの時は登りの方々の苦しそうな顔が。。。

e0034068_051743.jpg生瀬滝展望台からの様子

更に階段を昇ったところにある更に上段の滝(生瀬の滝)です。ハイキングコースは時間もなかった(単なる言い訳?(^^ゞ)のでここで終了し、引き返しました。

e0034068_053275.jpgおみやげ屋付近からの滝の様子

e0034068_05452.jpgハイキングコースからの山々の様子

ピークは過ぎたようですが山々の紅葉はとても美しかったです。いや~満足(^o^)。

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by puyan27 | 2006-11-24 20:01 | スポット
e0034068_19425126.jpg ちょっとしたきっかけで北茨城を旅行する機会があり、茨城県天心記念五浦美術館を訪れることができました。美術館名に天心とあるように、この美術館は岡倉天心をはじめとして横山大観菱田春草下村観山木村武山など五浦の日本画家に関した美術館のようです。岡倉天心の名前は上野の横山大観記念館を訪れたときに知りました。横山大観の師であり、東京美術学校を開校、校長となったその当時の写真が展示されておりました。横山大観が師と仰ぐ方ってどのような人物なんだろう?って率直に思ったりもしていましたので本美術館に対する興味が当然ながらわき上がったのだと思います。訪れてみると海岸の崖沿いの見晴らしのいいところに立っており、海を一望することができます。岡倉天心はこのような風景に惹かれ、この地に日本美術院を移転したのですね。
 早速、常設展(岡倉天心記念室)からガイドつきで観てまわりました。天心旧邸のうち現存しない書斎部分の復元したものや生い立ちなどの様々な関連資料が展示されておりました。私にとって印象的だったのは天心が国際人であったことです。ボストン美術館中国・日本美術部長に就任するなどして日本とアメリカを行き来しておりました。また、日本の美術・文化を欧米に積極的に紹介する活動を行っていたようです。英文著作「東洋の理想」「日本の覚醒」「茶の本」については興味深くてどのように欧米に紹介しようとしていたのか?天心自身、日本の文化についてどのような考えを持っていたのか?を知りたいと思いました。これらの本について調べたところ日本語版もあるようですのでぜひとも読んでみたいところです。
 常設展には作品も5つほど展示しており、この時は横山大観の「樹下美人」「釈迦」、菱田春草の「菊慈童」、木村武山の「日本武尊」「黒猫」が展示されておりました。どれも見応えのあるすばらしいものばかりでした。木村武山は今回初めて知ったのですが大観、春草らと共に研鑽を積んだだけあってすばらしい作品を描かれてますね。知ることができてちょっとうれしいです(^○^)。
 ひといきついたところで、次の展示室へ向かいました。企画展が開催されており、ちょうど今の期間は「天心と日本美術院の俊英たち」が開催されておりました。よくよく考えると天心が生きていた時代って明治維新が起こり、まさに激動の時代でした。西洋文化が日本に押し寄せてきて、文化的にも従来のものと新しいものがぶつかりあい、混乱状態でなかったのではないかと思います。芸術的には東洋・西洋でどちらが優れているということはないですがお互いに影響を受けることは絶対にあるはずです。特に日本人は西洋コンプレックスが強かったのではないでしょうか。そんな中、天心はそのような影響を受けながらも新たな日本画の模索をしていたのでしょう。それが朦朧体という新たな画法だったようです。伝統的なものを守るだけではなく、新たなものを生み出そうという気持ちはすばらしいことですね。むしろこういった考えはアーティストには欠かせないものではないでしょうか。そんな天心と関わりがあった人々の作品が本企画展に凝縮されているようです。私的には初めて聞く名前の方々も多数あって楽しめました。
 今回の美術館訪問で一番大きく思ったのは実際に作品が創作された場所に行き、その背景等を感じとって作品を観るととても感慨深いものがあるということです。最近読んだ「個人美術館への旅」という大竹昭子著、文藝春秋社の新書はこのことを言いたかったのだなと思いました。好きなアーティストがいるならその人の創作にまつわる場所に実際に触れ、勉強してみるとよいということですね。
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by puyan27 | 2006-11-23 21:19 | 美術館・美術展

神田淡路町・神田須田町

 万世橋より近くの神田淡路町、神田須田町付近には昔ながらの風情のある建物のまま、営業が続いているお店がいくつか点在しております。なかなか素敵でしたのでさらっと紹介したいと思います。

e0034068_0525153.jpg藪蕎麦(やぶそば)

お蕎麦屋さんです。
 幕末の名舗、団子坂の蔦屋の連雀町店を明治13年に譲り受けた堀田七兵衛が屋号を「藪蕎麦」として営業を始めました。
 以来百余年、蔦屋廃業により藪蕎麦本店としての看板を受け継ぎ、江戸っ子気質が育てた独特の味の伝統を守り、風雅名店構えとともに広く内外各界も方々に親しまれて今日に至っております。

e0034068_053782.jpgまつや

お蕎麦屋さんです。
 明治初期、福島家の初代市蔵翁、この地にて創業、其の後二代を経て関東大震災後、小高家の初代政吉これを継承。現当主登志は三代目。神田多町の青果市場を前面に下町の典型的なそば屋として繁盛する。
 戦後は江戸の手打そば、江戸の味を残すことを店の信条に掲げ現在に至る。

e0034068_0531955.jpg竹むら

お汁粉屋さんです。
 昭和五年創業、当時、神田に本格的な汁粉屋がなかったことから、汁粉屋らしい汁粉作りを目指して開業しました。北海道小豆を原料とした自家製の餡を使用して、伝統の味を守り続けています。
 春から夏は、あんみつ、氷しるこ、秋から冬は、揚げまんじゅう、粟ぜんざいが好評です。

e0034068_0533083.jpgいせ源

あんこう鍋のお店です。
 関西のふぐに関東の鮟鱇といわれますが、当店は天保元年(一八三〇年)の創業以来百五十年余り、あんこう料理専門店として皆様の御贔屓に預かっております。江戸情緒の残るお店で自慢の鍋をご賞味ください。
 尚、あんこうの賞味期間は九月より翌年四月までです。

e0034068_0534226.jpgぼたん

鳥のすきやきのお店です。
 鳥のすきやき一筋に明治三十年の頃より営業をつづけております。昭和初期の建物で、未だにガスを使わず備長炭と鉄鍋で昔ながらの味を落とさぬよう心がけて参りました。
 戦災をまぬがれた神田の一角にまだまだうまいものがそろっているという誇りもございます。

e0034068_0535679.jpg万世橋の様子

JR秋葉原駅から徒歩5分くらいのところです。肉の万世本店のビルもあるのですぐにわかるでしょう。

 この日は結局、蕎麦が目的でしたので藪蕎麦、まつやとはしごで食べてしまいました。味については特に触れないで~す。グルメレポもしたいところですが、何しろ舌が肥えてませんので。。。(T.T)。
 各お店の説明は神田食味新道御案内(藪蕎麦さんのカウンターに置いてありました)を引用しておりますm(__)m。
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by puyan27 | 2006-11-22 23:57 | 建築・庭園
e0034068_22481069.jpg 写真は単なる東京国立博物館 本館の内部の写真ですが今、この本館2階にて東洲斎写楽の特集陳列が行われています。最近みた「江戸の誘惑」での浮世絵の影響が強くて衝動にかられ、ぜひ観たいと思い、足を運んだ次第です(本当は写楽の絵の写真を載せたかったんですが著作権がからむと面倒ですので断念(T.T))。
 「江戸の誘惑」は浮世絵でも肉筆画でしたが写楽の絵は版画にあたるようです。版画は製本された版本と、一枚一作品の一枚摺に分かれ、初期は墨一色の「墨摺絵」でしたが、やがて簡単な色を加えるようになり、明和2年(1756)には多数の色版を重ねた「錦絵」が考案されたとのことです。写楽の作品はこの「錦絵」にあたるみたいですね。本特集陳列ではこの写楽の役者絵のなかから重要文化財の大首絵が20点ほど展示されておりました。
 誰でもどこかで一度は見たことがある「三代目大谷鬼次の奴江戸兵衛」「市川蝦蔵の竹村定之進」は顔の表情や輪郭が歌舞伎ならではの独特さがあり、印象深いですね。絵も平面ですし、色彩も単調ですが何か惹かれるものがあります。そもそもこういった浮世絵を日本人がアートとして観るようになったのはフランスがジャポニズムがブームになったくらいからなんでしょうか。どちらにしろ今我々がこうして観ることができるのも外国の美術品に対する考え方によるところが大きいのかもしれません。
 最初は写楽を観ることがが目的でしたが、結局、本館の平常展はすべて観てしまいました。多岐に渡る作品等が展示されていて見応えがありますが、作品数がかなり多い(部屋数が18くらいあります)ので最後の方はかなり疲れてしまいました(T.T)。いつも企画展ばかりに目が奪われがちですが平常展も国宝や重要文化財の作品がたくさん展示されてますのでぜひとも観てもらえればと思います。
 地下1階に行くとミュージアムショップがあります。いろいろなアートグッズが販売されておりますが写楽のポストカードが欲しかったので見てみると2種類ありました。一つはオリジナルの作品の写真のもの、もう一つはもう一度摺り直したものの印刷のようです。この摺りなおしたものなのですが本当によくできているんです。ポストカードだけでなくちゃんとした手摺りで大判のものまであります(お値段はかなりしますが・・・)。説明で職人さんが摺ったものだと書いてありました。これはアダチ版画研究所というところが版画の制作を再現して作成したものとのことです。これにはすごく感動してしまいました。まさしくその当時のままの色彩が感じとれますよね。というわけでポストカードも迷わずこのアダチ版画研究所のものに決定!!。東海道五十三次や富嶽三十六景なんかもあって揃えたくなってしまいますね。これからも来る機会はたくさんありますので徐々に手に入れるとしましょうo(^-^)o ワクワク。
 ちなみに展示平常展及び特集陳列の作品リストは東京国立博物館のHPにて掲載されてますので参考に見てみてください。
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by puyan27 | 2006-11-22 23:44 | 美術館・美術展
e0034068_17253287.jpg ベルギー王立美術館展と聞くとそういった美術館があるんだろうなってこととその美術館が所蔵する作品で構成された美術展なんだろうってことは当たり前のようにわかるのですが絵画の美術展ということがわかるといまいちピンときませんでした。絵画ってものをあまりに知らない私にはフランス絵画があまりに印象が強すぎるからなのでしょう。ベルギーの絵画ってどんなものなんだろう?と素直に思ってしまいますが絵画が描かれたのは古いもので16世紀にさかのぼりますので現代の国の感覚で考えるのが間違いですよね。ヨーロッパはあれだけ広いし、歴史によって国の境界もかなり変動してますからその当時で考えないといけません。今回展示されている作品のうち「フランドル絵画」というものもフランドル地方のものとのことですが現在で見るとオランダ、ベルギー、フランスの3カ国にまたがっているようです。こういったことがあるのでちょっとややこしくなっているんですねえ(T.T)。ウィーン美術アカデミー名品展を損保ジャパン東郷青児美術館で観た時もこのフランドル絵画の巨匠といわれるルーベンスの作品なんかはありましたが、このフランドル地方とウィーンは結構離れているのにもかかわらずウィーンにあるということは作品自体もかなりあちこちに散ってしまっているのがこれまたややこしいです。。まあ日本の浮世絵がボストン美術館にたくさん収蔵されているのと同じことではありますが。結局のところ様々な時代及び国の絵画を観て積み重ねていくしかないようです。う~ん奥が深いですね。
 ウィーン美術アカデミー名品展でペーテル・パウル・ルーベンスの「三美神」はかなり感動しましたが本美術展ではその時よりも更に多数の彼の作品が展示されてました。中でも「聖ベネディクトゥスの奇跡」は印象的でした。キリスト教の宗教絵画ですのでたぶん日本人には何を意図して描かれているのかわかりにくいでしょう。今回は音声ガイドを借りてましたのでばっちり説明を聞くことができ、納得でした。ほぼどこの美術館でも500円で有料ではありますが借りる価値があると思います。しかもよく考えて作られています。バイオリンが描かれた絵ではバイオリンの演奏が流れてくるし、ピアノが描かれた絵ではピアノの演奏が流れてきたりします。しかも集中して観ている中で音楽が流れてくると割と癒しになったりします。できることなら絶対に借りたいものです(もちろん急ぎ足の時はお薦めしませんが)。
 ピーテル・ブリューゲル〔父〕(?)の「イカロスの墜落」にしてもたぶんぱっと観では何にもわからないでしょう。題名のお話は羽が溶けて落ちてしまったというものでかなり有名ですので知っている人は多いはず。でもそんな姿は絵には全く描かれていないんです。よくよく観ると右下あたりの水面に足だけが2本描かれています。これが水面上に落ちたイカロスの足らしく、誰もそれに気が付いていない様子が描かれているようです。なるほどですよね~。こんな絵の意図が解るだけでわくわくしちゃいますね。
 シュルレアリスム(超現実主義)については上野の森美術館でダリ回顧展を観た時に絵がわからずかなり苦戦していましたが本美術展でもルネ・マグリット、ポール・デルヴォーといった画家の作品が展示されてました。私としては初めて観る画家ですo(^-^)o ワクワク。なかでもルネ・マグリットの「光の帝国」は惹き付けられました。空は明るいのに下部は電灯が点り、夜のようです。光と闇の共存した世界はなんとも不思議な感じでした。マグリットの作品は宇都宮美術館に「大家族」が常設展示されているのでこれも実際に観に行きたいところです。
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by puyan27 | 2006-11-19 17:25 | 美術館・美術展
e0034068_23284964.jpg ヴィデオアートなるジャンルを体験しに森美術館へ行って来ました。現代の発達した技術があって可能となったアートの表現方法なのでしょう。ビル・ヴィオラというお名前も初めてお聞きしましたが、ヴィデオを使ってアートを表現というのはすごく興味があります。
 入ってみると各部屋ごとでスクリーンやディスプレイに映像が写しだされており、作品の鑑賞ができます。作品のタイトルは書いてあるのですが何しろ説明がほとんどないです。ということは直感で何を感じるかってことになるのですが私の感性が乏しいからなのか全般的に非常に難しかったです。まあこういったことはアートにはよくあることではありますけどね。はじめてのジャンルということもあったのでどのように観ていいのか分からなくて面食らっていたってこともあるのかもしれません。ヴィデオなのでタイミングによっては途中から観ることになったり、作品に対して何も感じることができない場合に最後まで見続けるのがつらくなったりするのにもちょっとストレスを感じてしまったりといった部分も正直ありました(失礼なことを言って申し訳ないのですが)。
 作品としては「クロッシング」「ラフト/漂流」が一番印象的でした。前者は両面スクリーン同時に映像が進行するのですが火と水の対比が不思議な感じでした。後者は普通に集まった人々がいきなりすごい音と共に海の嵐のごとく水にうちつけられはじめます。しばらくそれが続いた後行き着くのは・・・。水にうちつけられる前と後の人々の身なりや表情の違いが非常に面白いです。実際に漂流なんかしてしまったらこんな感じなのかもしれません。
 アートの表現方法が多様化していて、またこういった前例がないもので挑戦するのって素晴らしいことです。観る側にとっては慣れ不慣れ等は多少あるのかもしれませんが、従来からある表現方法では伝えられないものを可能にすることができるかもしれません。
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by puyan27 | 2006-11-18 23:28 | 美術館・美術展

殿ヶ谷戸庭園

 先週は天気に恵まれなくて、箱根に紅葉を観に行くことができませんでしたが、今日はなかなか良い天気。国分寺市の殿ヶ谷戸庭園は東京都公園協会管轄系なのにまだ行ったことがありませんでしたので、美しい紅葉を期待して早速向かいました。

 この庭園は、大正2年から4年(1913~15)にかけて、南満州鉄道会社副総裁・貴族院議員を歴任した江口定條の別邸として設けられ、赤坂の庭師「仙石」の手によって武蔵野の地形を巧みに活かして造られたものです。昭和4年(1929)、三菱財閥の岩崎家が買収し、津田鑿の設計により本館、茶室(紅葉亭)などが建てられ、自然風景的な廻遊式林泉庭園として整備されました。
 この庭園は、国分寺崖線の南の縁にあって典型的な段丘崖を含んだ地形に造られています。次郎弁天の池には「ハケ」と呼ばれる水量豊かな湧水があり、段丘崖の南を流れる野川の水源のひとつとなっています。この段丘崖の南傾斜は日当たりも良く、この湧水に恵まれ、肥沃な大地が地表を厚く覆っているため、カタクリ、シュンランなどの野草とともに、野鳥や昆虫などの小さな生き物たちが数多く生育し、古くからの豊かな武蔵野の自然の姿が見られます。
 大正から昭和初期にかけて多摩地域に開発された別荘地に付随して造られた庭園で、現在わずかに残されている文化財庭園として東京都の名勝に指定されました。
~配布パンフより引用~

e0034068_2216090.jpg次郎弁天の池と紅葉亭

右上に紅葉亭がもみじの木々の間から見えているのですが写真がいまいちですね(T_T)。

e0034068_22161957.jpg次郎弁天の池の様子(その1)

e0034068_22163680.jpg次郎弁天の池の様子(その2)

この池も鯉がたくさん泳いでいてなかなか素敵です。なかなか人になついているようです。普段、人が餌をあげているんでしょうね。

e0034068_22165185.jpg次郎弁天の池の様子(その3)

まだ、紅葉は早いようです。この写真のように色づきはじめのものもありますがほとんどのモミジはまだ緑色でした。都内はまだ時期的に早いんですかね。残念。

e0034068_2217789.jpg紅葉亭

ここから次郎弁天の池近辺を一望できます。かなり高低差があるので不思議な感じです。夏なんかも涼しくてよさそうですね。

e0034068_22172498.jpg次郎弁天の池の様子(その4)

紅葉亭から一望した様子です。見てのとおりモミジがかなり多いんですよ。これがすべて紅くなるときは美しいんだろうなあ。建物の名前も紅葉亭っていうくらいですからね。

e0034068_22174039.jpg湧水源

ここから湧き出る水で池ができているようです。東京の名湧水57選のひとつでもあるようです。

e0034068_22175585.jpg鹿おどし

鹿おどしの始まりは京都の名勝一乗寺の詩仙堂に由来する旨の説明が書かれてましたが知りませんでした。詩仙堂に行った時にこんな話ってあったっけ?と振り返ってしまいましたが思い出せない・・・。

e0034068_22181584.jpg庭園の様子

次郎弁天の池以外の場所はこんな感じです。芝生ってことはこの庭園も和洋折衷なんですね。洋館はさすがにありませんが。。。

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by puyan27 | 2006-11-18 22:50 | 建築・庭園

旧細川侯爵邸

 東京文化財ウィーク第3弾として、これまた特別公開中(事前申込要)である旧細川侯爵邸を観に行って来ました。場所は有楽町線護国寺駅から徒歩で10分くらいのところで(財)和敬塾の敷地内にあります。

 旧細川侯爵邸は、関東大震災後の昭和7年(1932)、建物の設計を大森(茂)建築事務所に、施工を大林組に依頼し、昭和11年(1936)12月に竣工しました。鉄筋コンクリート造、地下1階・地上3階建、銅板段葺屋根及び陸屋根で、延床面積は約1863.59㎡。正面西寄りに玄関ポーチを張り出し、南側には庭園に面して広いテラスを設けています。建物内部は、機能上二つの空間に区分され、1階はほとんどが接客部分に充てられ、2階及び3階は日常生活部分となっています。
 建築様式はチューダー・ゴシック様式を基調としていますが、純和風の座敷をはじめ、卍崩しのデザインなど社寺建築の意匠も散見され、随所に和洋折衷の表現がなされています。また、邸内の敷地は当時よりは狭くなってきますが、旧態を良く留めています。保存状態も良く、かつての恵まれた環境の中に立地する昭和初期の本格的な邸宅建築として貴重な遺構です。
~配布パンフより引用~


e0034068_20371543.jpg庭側からの外観の様子

青空に芝生、そして洋館というのはいつ見ても美しいですね。

e0034068_20373129.jpg1階エントランス

卍崩しってどこのことを言っているのかなあ。ちょっとよくわからなかったです。メインの階段の造りっていうのはやっぱりどこも似ていますね。直線ではなくて一度折り返していますよね。

e0034068_20375021.jpg2階階段ホール

ちょっと写真ではわかりませんが左手の絵は向井潤吉さんのものだと説明されてました。絵の名前も言われてましたが忘れてしまいました(T.T)。

e0034068_2038738.jpg2階和室

e0034068_20382127.jpg2階小食堂

サラセン風のデザインを取り入れているとのことですがサラセンの意味を知りませんでした。イスラム建築風のって意味合いなんでしょうか。

e0034068_20383661.jpg2階竹の間

夫人の部屋です。

e0034068_20384673.jpg1階栗の間

当主の部屋です。書が飾ってありますがこれは愛新覚羅溥傑のものだそうです。和敬塾のHPに載っている写真は全くカーテン、絨毯、家具がないのですが一見比べると同じ部屋とは思えません。やっぱり全然印象が変わってしまうんですね。

e0034068_20385736.jpg1階食堂

e0034068_20391135.jpg1階サンルーム

元は魚の間とも呼ばれていたようです。ちょうど庭側からの外観で半円状に突出している部分にあたる部屋ですね。最も親しい人を案内した部屋だったとか。

e0034068_20392241.jpg1階応接室

一通り見終わった後、ここでティータイム(^ヘ^)v。初めてお会いした方々とお話できましたが皆さん趣味が似ているなあと思いました。こういった建物が好きなんですね。

 3階と地下1階もあるはずなんですが、そこには案内されませんでした。公開している時とそうでない時があるんでしょうか。特に3階は見てみたかったですね。残念。
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by puyan27 | 2006-11-12 20:44 | 建築・庭園
e0034068_23331851.jpg 入口のあいさつにも書いてありましたが浮世絵いうと版画のイメージが強いです。自分もそのように思っていました。実は浮世絵には肉筆画もあるようです。版画の場合、量産できるため、同じものが存在しますが肉筆画となると1点ものということですね。
 米国ボストンにあるボストン美術館が所蔵する浮世絵のコレクションは膨大な数にのぼるようです。本展示会はその中でもウィリアム・S・ビゲロー氏のコレクションから選りすぐった肉筆浮世絵で構成されるものです。姉妹美術館である名古屋ボストン美術館では一足先に本展示会は開催されていたみたいですね。
 まず驚いたのは作品の年代をさらっと見てみると大体、1600年代後半~1900年前半くらいなんですが保存状態がとてもよく感じました。色の発色も良く、当時の状態に近くてすばらしいです。日本にないのは寂しく思いますが、かなり激動の時代をくぐり抜けてきいるので日本にあったとしても戦災等でかなり失われていたかもしれません。また浮世絵を美術品として扱うようなところは西洋文化のほうが先だと思いますので保存に関しても技術的に優れていたのではないかと思いました。だからこそ今このように観ることができているのかもしれないですね。
 浮世絵を観ていると多くの女性が登場しますが、着物がどれも柄が違っていて面白いですね。とてもきめ細やかに描かれているのでとても美しいです。また髪飾りや髪型もよく観ると違っているようです。今でいう流行ファッションといったものが各々の時代であり、それらが浮世絵で反映されているようなのですがまだ素人の私にはちょっとわかりにくいかもしれません。
 作品としては素晴らしいものばかりでしたが、やっぱり葛飾北斎鏡面美人図がとても惹かれました。単なる後ろ姿というのではなくて鏡に顔が写っている部分を描くっていう発想が素晴らしいです。鳥山石燕百鬼夜行図巻は河童、獺(かわうそ)、狐火といった様々な妖怪が描かれているのですが見ていてなぜか飽きないです。子供の頃、ゲゲゲの鬼太郎をよく見ていたのを思い出しちゃいました。大人になると余計な知恵がつくので妖怪なんて信じなくなりますが子供は純心ですので妖怪とかって好きですよね。そして極めつけは葛飾北斎の「龍虎」「龍蛇」です。提灯の紙の絵の部分のみを剥がして保存していたらしいのですが今回は実際に再度提灯に絵を貼り付けることで当時の状態を復元して展示されておりました。世界初の一般公開らしいです。要必見ですね。
 余談ですが妖怪といえば国立科学博物館で開催されている「化け物の文化誌展」も文化の日に観てきました(この日は無料でした)がなかなか面白かったです。人魚やら河童やらのミイラも展示されていて変わり種の展示会でした。興味あったらどうぞと言いたかったのですが11月12日までだったようです(m_m)。
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by puyan27 | 2006-11-11 23:33 | 美術館・美術展