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ぷーやんのブログ 旅行や趣味、自分で思ったりしたこと等のひとりごと。


by puyan27

スーパーエッシャー展(Bunkamura ザ・ミュージアム)

スーパーエッシャー展(Bunkamura ザ・ミュージアム)_e0034068_3473425.jpg  Bunkamuraで開催されているスーパーエッシャー展ですが皆様はオランダの版画家M.C.エッシャーというお名前をご存じでしたか?私は知りませんでしたが宣伝で使用されていた「バルコニー」という作品の中央部分が膨らんだ感じの絵を見たとき非常に印象が強くて直感的に面白そうだなと思いました。単純な動機ではありますが13日までということでいそいそと行ってきました^.^;。
 来てみると前売りチケットを持ってなかったので90分待ち状態の行列でした(T.T)。金券ショップでも売り切れ状態で前売りチケット持っていても60分待ちのようです。今までかなり美術展は行ってるけどここまですごいのは初めて。来た時期とか時間とかそういった要素もあるとは思いますが・・・。
 やっと順番が来て入り、作品を観始めてからもなかなか流れが悪く環境は悪いですがなんとか観てきました。「フンコロガシ」や「トンボ」「」などは非常に観察眼があり、小さいものを拡大してよくここまで繊細に表現しているなと感心しました。「24の寓意画」はひとつひとつの絵に対して4行の諷刺詩が添えられており、非常に面白かったです。まさに金言というべきものでした。風景画もコルシカ島だとか南イタリアなど多数ありますが「夜のローマ」シリーズは様々な線の種類により表現を試みていて線の種類によりこんなに表情が変わるものなのだなと実感できました。更に進むと平面の正則分割による簡単なだまし絵(?)的なものになり、だんだん頭で考えて観るようになるので更に流れが悪化しているような気がしました(T.T)。まあそれは仕方ないとして話は戻りますがだんだん応用が利いてきて更に複雑なだまし絵になって行きます。メビウスの輪を使ったものなど多数あるのですが観ていてこういう作品を小学生時代とか小さい時に見たことあるなあと記憶が甦ってくる人も多いのではないでしょうか。特に「」という水の流れがなんとも不思議な作品を観ればこの人の作品だったんだと納得ですね(私だけなのかな?)。ちょっと懐かしい気がしました。
 この「滝」なのですが立体化したものがYKK AP ショールーム品川で展示されていたらしいです。気が付いたときには期間終了のため既に時遅しでした(T.T)。本当に水が流れるものなのか確かめたかったのですが・・・。
 作品を時間ぎりぎりで何とか観終わるといつもの美術展のグッズ関連が販売されております。大抵こういった美術展はカタログが売っており、値段も2000円以上する場合が多いのでがんがん売れるものでもないですが、ここはかなり売れているような気がしましたね。自分も迷わず買っちゃいました。2500円ではありますが好きな人には価値はあるのかなと思います。
 余談ですがニンテンドーDS LITEを持っている人がたくさんいましたがこれって鑑賞ガイドで無料で貸し出しているんですね。いまさらながら気がついてしまいました(T.T)。
by puyan27 | 2007-01-09 03:38 | 美術館・美術展