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ぷーやんのブログ 旅行や趣味、自分で思ったりしたこと等のひとりごと。


by puyan27
アルヴァロ・シザの建築(ギャラリー・間)_e0034068_16271519.jpg ギャラリー・間は千代田線の乃木坂駅の3番出口から出てすぐのところにあり、以前から行きたいと思っていたところです。アトリエ・ワン展が開催されていたときから何度か訪れてはいたのですがGW等が重なったりしてお休みでしたため、断念しておりました(T_T)。今回はアルヴァロ・シザの建築展が開催されており(リアルタイムに書いてなくてごめんなさい。現在は終了しております。)、早速観てきました。無料でこんな展示会を観ることができるなんてかなりお得ですね~。
 アルヴァロ・シザ氏はポルトガルの建築家です。この方の建築の印象は素人な私から見ると、実にシンプル。壁も真っ白なものが多く、清楚な感じがしました(語彙力がなく、適切な言葉が見つからないのですが。)。でも、70歳代の方の作品なのでやっぱり、現代建築的ですね。フランク・ロイド・ライトについてインタビューで触れているみたいなので初期作品のレサのスイミング・プールボア・ノヴァのティーハウス・レストランの自然と融合するような造形は影響を受けたんでしょうか。自分としてはこの辺りの作品がとても印象的でした。あとはボウサの集合住宅ですかね。現代の日本(特に都会近郊)ではマンションやアパートが多いと思いますが、いまいち個性に欠けるような気がします(自分が知らないだけなのかもしれないですが)。こんな住宅あったら魅力的ですよね~。外観しかわからなかったので間取りもぜひ見てみたかったです。
 映像でアルヴァロ・シザ氏へのインタビューも流れておりました。仕事への姿勢について語られたりもしておりましたが、これは建築に限らず、様々な職業において共通なことでとてもためになるお話でした。コンピュータを使ってデザインすることと手書きでデザインすることの違いについても非常に興味深いお話でした。たくさんの手書きのスケッチが展示されていたようにアルヴァロ・シザ氏は後者なのだそうです。コンピュータによる設計は最近になってからのことですので高齢者にはなかなかとっつきにくいものがあるのでしょう。
 余談ですが、このギャラリー間があるビルの2階は建築関係の書籍を扱っているショップになっているところも建築好きには魅力的です。これからもちょくちょく訪れてみたいと思います。
# by puyan27 | 2007-07-28 16:23 | 展示会

川崎大師 風鈴市

 毎年、夏が来ると私にとって風鈴は欠かせないアイテムです。お気に入りの一品を手に入れたいといつも思ってはいるのですがなかなか普通のお店じゃ見つからないです。どこから情報を仕入れたのかは忘れてしまいましたが、川崎大師にて風鈴市を毎年やっているとのことのため、調べてみると全国47県の風鈴が一堂に集まるイベントだというではありませんか。これは絶対に見逃せないと思い、お気に入りの一品を求めて早速行ってきました。

川崎大師 風鈴市_e0034068_19344416.jpg萩焼風鈴  山口県

川崎大師 風鈴市_e0034068_19345654.jpg瑠璃風鈴 奈良県

川崎大師 風鈴市_e0034068_19351047.jpg御殿まり風鈴 秋田県 本荘市

川崎大師 風鈴市_e0034068_19352175.jpg越後手作り風鈴 新潟県

川崎大師 風鈴市_e0034068_19353316.jpg榛名ガラス風鈴 群馬県

川崎大師 風鈴市_e0034068_19354432.jpg京都竹風鈴 京都府

川崎大師 風鈴市_e0034068_19355588.jpg別府竹風鈴 大分県

 本当はすべての風鈴を撮ってやろうと思いましたが人が多いし、風鈴の種類もかなりあり、めげちゃいました。ですのでここに載せたのはほんの一部にすぎません。いや~これだけの全国の風鈴が集まるとたいしたものです。基本的には焼き物とか硝子工芸、竹細工、鉄器などといった技術を持っている都道府県が目立ちますね。個人的には竹細工が好きかなあ。個性のあるものがたくさんあるのでひとそれぞれでしょう。見た目で選ぶもよし、音色で選ぶもよしだと思います。最終日に行ったので売り切れのところもかなりあり、どんな風鈴なのか観ることもできなかったものがあったのは残念(T.T)。これは早めに行ったほうがよいでしょう。「涼」を感じさせるひとときでした(^_^)。
# by puyan27 | 2007-07-22 19:11 | イベント
ジブリの絵職人 男鹿和雄展(東京都現代美術館)_e0034068_0551114.jpg 久しぶりに東京都現代美術館へ行ってきました。ここでは元スタジオジブリの男鹿和雄展が開催されております。
 アニメーションがどのように作製されているかっていままで意識したことはありませんでしたがこの美術展ではじめて触れることができました。男鹿和雄氏は背景画を水彩で描かれており、様々なテレビアニメ、ジブリ作品を手がけてきております。背景画の役割って全く知りませんでしたがこんな風に使われているものだとは…。たしかにアニメの場面を見ると背景の部分は当然動く部分ではないので絵であればよいのは納得です。その上に動くキャラクター等を重ねたりしているんですよね。それに加えて撮影するにあたり様々なテクニックがあるようなのですがこれがいくつか実際の作品を例にして紹介されております。これがなかなか面白いです。
 三鷹の森ジブリ美術館の協力を得ているようですのでこちらでもこのような展示はあるんでしょうかね。行った事ないのでわからないのですが…。すごく興味がわいてしまいました。近々、チケット手に入れて行ってみようかなあ。
 ところで美術展の内容ですが前半は「ガンバの冒険」「あしたのジョー2」「幻魔大戦」「カムイの剣」などいったテレビアニメから「となりのトトロ」「魔女の宅急便」「紅の豚」などいったジブリ作品のかなりの数の背景画が展示されております。後半から上記のようなアニメの撮影技法だとか背景画の技法だとかが紹介されております。通常の絵画なんかとはまた一味違った楽しみがあってとてもよかったと思います。
 アニメの映画を1本作製するにしても相当な手間がかかっているし、背景画のようなものはまた才能が必要でしょうし、特殊な職なんだなと思います。いや~アニメ恐るべし!!
# by puyan27 | 2007-07-21 17:53 | 美術館・美術展
鉄道のデザイン(東京藝術大学大学美術館 陳列館)_e0034068_131469.jpg この展示会は東京藝術大学創立120周年記念事業の一環で無料で開催されておりました。「金刀比羅宮 書院の美」を先週観に行った時に一緒に観るはずだったのですが時間オーバーで観ることができませんでした(T_T) 。本来は国立科学博物館のインカ・マヤ・アステカ展が目的で上野に向かったのですが初日であったので70分待ち状態ぐらいでしたので別の日にすることにし、この「JR東日本展―“鉄道のデザイン~過去から現代・未来へ~”」を観ることにしたのでした。。。
 鉄道が大好きってわけでもないのでそれほど期待していたわけではなかったのですがなかなか面白かったです。1階は年代ごとの宣伝ポスターや駅弁のラベル、昔の定期券や切符などが展示されており、レトロな感じがとてもよかったです。2階が個人的にはよかったのですが、一番目を引いたのは「東京駅丸の内駅舎保存・復原」のスペースですね。辰野金吾氏設計で国指定重要文化財であるこの建築物が創建当時の姿に戻るとのことでかなりわくわくしました。このような取り組みはとても素晴らしいことですね。2011年まではまだかなり先ですが期待したいと思います。あとは今年10月14日にさいたま市にオープンされるという鉄道博物館もちょっとした話題でした。秋葉原の万世橋のところにあったのがいつの間にかこちらに移転になっていたとは…。
 普段は何気なく利用している鉄道ですがこういった展示会を観ると技術的な発展などに対する企業の努力が垣間見えて親近感が沸くものですね。鉄道に対する興味がますます沸いてきたのでした。
# by puyan27 | 2007-07-16 22:55 | 美術館・美術展
金刀比羅宮 書院の美(東京藝術大学大学美術館)_e0034068_1145465.jpg  上野の東京藝術大学大学美術館で「金刀比羅宮 書院の美」展が開催されております。本日は初日。
 香川県にある金刀比羅宮(ことひらぐう)ですが、以前に一度だけ訪れたことがあります。ここって本宮から奥社までがめちゃめちゃ距離があって大体2時間半から3時間くらいはかかった覚えがあります。階段をひたすら上るので普段運動不足の人にはかなりしんどいでしょう。その時は、あんまり美術に興味がなかったせいか気にもしてませんでしたが、実は美術品の宝庫みたいなとこだったんだなあと今回の美術展を訪れて思いました。かなり敷地が広い(公式HPの地図を見ていただければ一目瞭然です。)ので気がつかなかったということもあるかもしれませんが、書院は当時は訪れてませんねえ。表書院や奥書院は円山応挙邨田丹陵岸岱伊藤若冲といった方々の障壁画や襖絵があり、それは見事なものです。今更ながらなんで観てこなかっただとちょっと後悔の念はありましたが今回観ることができたのでまあいいかな…。
 本来は書院の間の作品ですので今回の展示ではなるだけ忠実に配置等を再現しております。画家の方々もちゃんと書院の間に飾るということを意図した上で描かれておりますので単に襖を並べただけとかではその意図が伝わらなくなってしまいますのでこれは当然のことかと思います。とはいえ個人的には展示室内に書院という日本の伝統的な建物を再現するのはちょっと無理ですので物足りない感はしましたがそれはまた金刀比羅宮を再度訪れた時の楽しみとしましょう。ただし、奥書院については普段は一般公開されていないようですのでそういった意味では今回の美術展は貴重ですね。公式HPを見るとこの美術展の開催期間中は書院全体を閉鎖していて、10月1日から公開(金刀比羅宮に巡回)となるようですがその時には奥書院が特別公開となるらしいです。これは見逃したくない機会ですよね。本場の讃岐うどんも食べたいですし(映画UDON等もあったからかなりブームだったと思うがちょっとは沈静化したのかな?)、ぜひとも計画を立てなければ。
 書院の作品って京都なんかでも結構観てますがかなり傷みが激しいところが多いような気がします。今回の円山応挙の作品のように墨画なんかだとまだ状態は良いとは思いますが、金箔と色がついたものになると本当は見事な作品だったのでしょうがちょっとお世辞にも素晴らしいとは言い難いものもあります。そういう作品には往年の頃のイメージを思い浮かべてしまったりはしますねえ。伊藤若冲の花丸図にしてみても過去に動植綵絵という極めて保存状態の良い素晴らしい作品を観ているので傷んでいるとはいえ絵の繊細さはびんびん伝わってきました。
 ちなみにこの美術展を見終わったら「歌川広重《名所江戸百景》のすべて」が同時開催されておりますのでこちらもお見逃しのないように。金刀比羅宮 書院の美を観た人にはもちろん無料です。江戸百景(実際には120くらい)すべて観るのはなかなか大変ですがこの版画観ると発色がよくて保存状態がかなりよいですね。江戸百景すべてを観たのは初めてだったのでかなりよかったです。いや~満足なひとときでした。
# by puyan27 | 2007-07-07 19:44 | 美術館・美術展